<教諭送検>「キャバクラ行きたかった」勤務先から現金盗む Excite エキサイト : 社会ニュース
幸いといいますか、わたしの学生時代、担任や教科担当だった教師は(少なくともわたしにとっては)「いい人」であり「いい先生」でした。
そして、わたしの兄も今、教師をしています。
だからでしょうか、どうしても教師という存在を美化して考えがちかもしれません。
上記のようなニュースを見ると、何だかしみじみとそれを感じます。
お金が欲しい、という欲望は、きっと大半の人が切り離せない望みじゃないかと思います。
わたしだって欲しいです。頭では「これ買うのは、多分無駄遣いだよな」とか思いつつ、でもつい買っちゃうなんてこと、多いから。
でもね、自分が『欲しいから』他人から奪う、盗むなんてのは、一体幾つのオコチャマの話? って、思うの。
中学の頃、わたしは親の財布からお金を抜いたことが何度もあった。
本当は知られていたと思うけど、面と向かって問い質されたのは多分片手で足りるほど。少ないなと思う。
だけど、今思い返すと、あんまり怒られないからほっとしていた自分を殴りたいぐらい恥ずかしい。殴るぐらいじゃ足りないかも。恥ずかしくて、情けなくてしょうがない。
このニュースになった男性教諭は、恥ずかしくないんだろうか。
自分を生んで育ててくれた両親に対して、家族に対して、そして何よりも、生徒たちに対して。
まあ...言葉の意味はどうであれ、少なくとも『生徒の記憶に残る先生』にはなったんじゃないかと思いますが。
不祥事のたびに思うことですが、多くの先生方の中には必ず、教諭という立場で一生懸命に、本当に真摯に頑張っている人たちがちゃんといるんだってこと、忘れないでいたいと思います。
願わくば、兄もその1人であるように。そして、生徒たちの記憶にいい形で残してもらえる先生が1人でも多くなるように。