真綿に包まれたような 微かな息苦しさともどかしさ
少しずつ 少しずつ 拘束は強さを増していく
それと気づいた途端 焼け付くほどの焦燥感と 息を詰まらせた痛みに
見えない両目を見開いて
ただ空-クウ-を掻くわたしの腕は まるで枯れた老木のようだった
微かな足音すら聞きつけて けれどもう動けない
おまえもそれ以上 近づいてはこないだろう
それでもいい 伸ばした手に触れてなどくれなくて
ただ 息をして そこに居て
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初書は大学時代。だいぶ内容変わったけど。
...しかし暗いなぁ... なんで今書くとこうなるんだろう。