日々思うこと



カテゴリ:浮かんだあれこれ( 9 )


手紙


伝えたいことが多すぎて
伝えられないことも多すぎて
白いままの便箋が 手の中でくしゃりとつぶれた

くれた言葉が嬉しくて
同じだけの嬉しさと  同じだけの喜びを
どうか 貴方に届けたい と 思うのに

なにひとつ  形になることがないまま
またひとつ  ごみ箱の中に落ちていく

どうか  もう少しだけ 待ってほしい
飾り立てたきれいなだけの 言葉を
すべて捨ててしまうまで

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by gekka131 | 2006-09-26 23:44 | 浮かんだあれこれ

きれいなひと



あなたが笑う   優しい顔で
それは わたしがもらった "幸せ" で
つられて わたしも笑った


あなたが見つめる   まっすぐに
それは わたしがもらった "恐怖" で
決してあなたを見なかった


見透かされそうで


きれいな憧れだけを 抱いて
思い出にしてしまえば
きっとあなたは  きれいな まま
透明硝子の箱の中


箱を 壊してくれて ありがとう
硝子の中は きれいだけれど
ただ それだけだったから

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by gekka131 | 2006-09-09 14:50 | 浮かんだあれこれ

眾多的別人



沉默不談

寡黙を美とし、徳とすることはあるだろうか。
不用意な発言は混乱を招き、時に人を傷つけ、自らをも窮地に陥れる。

けれど、語らずして伝わることの如何に稀少なことか。
伝えたつもりで届かなかった想い。
理解したつもりで見当違いの解釈をしていたこと。
それに気づかぬまますれ違い、道を違えたことはなかっただろうか。
他人である限り、2度とは交わらぬ道かも知れぬのに。

  沈黙は不安を呼び、不安は疑心を呼び覚ます。
  疑心は不審と変わり、やがて不審は不信となる。
  そして、それすらも風化する頃には、もはや関心すら失っていた。


自由的人

他人に対して、理解を求めることは不毛なことか。
彼らはしょせん己ではなく、すべてを解することもなく、すべてを肯定することもない。

それでも望むのは愚かなことか。
醜さも愚かしさも身勝手さも、素直さも感情も容姿すらも。
そのすべてを認めてほしいと望むのは。

刹那的な変化など、望まない。
劇的な変化など、望まない。
ただ心穏やかに、自由でありたいと願う。

理解などされなくてもよいと言い切り、見事我が道を突き進む者よ。
その道は自由か。
束縛はないか。
怒りは、憎しみは、哀しみはないか。
後悔はないか。

その道は幸福か。

その道は孤独でないか。

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眾多的別人 → 大勢の他人
沉默不談 → 黙して語らず
自由的人 → 自由な人

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by gekka131 | 2006-08-21 13:01 | 浮かんだあれこれ

沁み込む 浸み入る



「暑い」

恨めしい声を発して 眩しすぎる日差しに手をかざす

じわじわと照りつける日差しと ごろごろと低く叩きつける雷鳴

青い空と黒い雲

  『侵食されていく』


ばらばらと傘を打つ音が響いて

ふとあげた顔の先にあったのは

赤い 空だった


じわじわと沁み込んできたじっとりとした水は

やがてわたしに浸み込んでいくのでしょう

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by gekka131 | 2006-08-17 23:17 | 浮かんだあれこれ

メメントモリ



   「死と生との境界線は曖昧だ」


重たい身体を従えて ただ繰り返すだけの1日を終えた時

わたしは1つの小さな死を迎える

それは 生ある者すべてに許されし 深淵の安らぎ


今 1つの小さな死が始まり  1つの小さな生が終わりを告げた

されどその者 二度と生を終わることは無く

二度と死を始めることも無い


白木の箱を最期の床とし  その中で目を閉じた貴方を見送った

小さく 白く 軽くなった貴方だったものを見て

「終わったね」

と 呟いたわたしの手を 貴方が握ってくれた



   生と死と その境界は曖昧であると 唱えた人が居て
   きっとその人は 生きながらにして死んでいたのだろう と 
   誰かが 嗤った


 「メメント モリ
             死を想え」


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「死を想え=生を想え」

わたしはそう解釈しています。
そう思いたいだけ、とも言いますが。
何となく浮かんできましたが、この言葉は好きです。

【23:00 加筆修正】
好きです、っていうと何か不気味なんで。
意味そのものが好きというよりは、響き、が好きです。
何だか妙に、甘美な響きに思えることが、あるのです。

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by gekka131 | 2006-08-12 11:54 | 浮かんだあれこれ

ゆらゆら


ゆらゆら ゆらゆら 水面に浮かぶ
まぁるい お盆が ゆらゆら浮かぶ

ぽとんと落ちた 石ころひとつ
まぁるいお盆が ぐにゃりと割れる

ゆらゆら ゆらゆら  水面に広がる
おおきな おおきな  ひかりの刃

ぎらりとひかった数多のヤイバ
やがて まぁるい盆になる

伸ばしたこの指 水面に沈む
途端に消えた 何もかも

欲したものは何だった?
願ったものは何だった?

失くしたものは何だった?

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by gekka131 | 2006-07-04 22:14 | 浮かんだあれこれ

重ねて 重ねて



1つ 嘘を吐きました
咄嗟に出た 嘘でした
吐いた端から 「何でこんなこと?」 って 自問するような
どうでもいい 意味のない 無価値な嘘でした

けれど その嘘を信じた人がいて
無価値な嘘に "好意" と "行為" を重ねてくれました

わたしはとても驚いて
また 嘘を吐きました
"好意" を受け取り "行為" を回避するために
いくつも いくつも 嘘を吐きました

どうでもいい 意味のない 無価値な嘘を隠すために
1つ また1つ そしてまた1つ

どうでもいい 意味のない 無価値な嘘を 吐きました

重ねて 重ねて ただ重ねて
いつか崩れることを怯えながら また1つ 嘘を吐きました

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嘘っていろいろあると思うけど、それも嘘吐きの自己弁護かもしれないと、たまに思います。
だけど、「相手を思っての嘘なら仕方ない」とか、そういうことすら言えない...弁護する価値すらないと、自分で感じてしまう嘘は、吐かない方がいいんです。
くだらない見栄から出たものなら、尚更。

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by gekka131 | 2006-06-20 22:32 | 浮かんだあれこれ

息をして そこに居て



真綿に包まれたような 微かな息苦しさともどかしさ
少しずつ 少しずつ 拘束は強さを増していく
それと気づいた途端 焼け付くほどの焦燥感と 息を詰まらせた痛みに
見えない両目を見開いて
ただ空-クウ-を掻くわたしの腕は まるで枯れた老木のようだった

微かな足音すら聞きつけて けれどもう動けない
おまえもそれ以上 近づいてはこないだろう

それでもいい 伸ばした手に触れてなどくれなくて

ただ 息をして そこに居て

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初書は大学時代。だいぶ内容変わったけど。
...しかし暗いなぁ... なんで今書くとこうなるんだろう。


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by gekka131 | 2006-06-10 18:43 | 浮かんだあれこれ

欲しいのはそれだけ


俺はね
声を出さずに泣いている 君の横顔を見ていると
大声で叫び出したくなる

そしてね
お腹を抱えて大笑い そんな君を見ていると
真っ暗な箱の中に閉じ込めたくなるんだ


だけどね 本当は違うんだ
泣いている君はとてもきれいで  笑っている君はとても眩しくて
本当は いつまでだってそうしていてほしいんだ


でも 君はいつもすぐに俺を見つけるから
「なんでもないよ」って言って 微笑むから
「どうしたの?」って言って 微笑むから

それは 俺の好きな君じゃない


だからね

そんな君は 要らないんだ


 ------


 うわー...くらっ! そして意味不明!!(笑)  つーかね、何書いてるんですかねホントに。
 いやでも、こうね、まさに「浮かんできた」んです(笑)
 たまにこういうのしでかすかもしれないですね、気がついたら増えてるかも。うん。
 そうやって溜まったら、表サイトに移動するとか(使いまわしか)


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by gekka131 | 2006-05-26 16:39 | 浮かんだあれこれ

コメント大歓迎。ただし私が不適当と感じたものは削除させて頂きます。
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